野球の肘の痛みの治し方、ストレッチやテーピングのやり方

野球の肘の痛みの原因や直し方ストレッチ、テーピングのやり方を紹介します。サポーター湿布でも治らない肘の内側が痛い時はどうすればいいのか?

10代のピッチャーで多く見られる野球肘の症状とリハビリ法!

野球肘とは骨や軟骨などの形成が未完成である十代に多く発症する障害です。

 

部位によって外側型と内側型に分かれ、前者の障害は離断性骨軟骨炎と言います。発症率は投球数が多い投手に多いようです。

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特に外側型は上腕骨小頭が軟骨と共にはがれ後に関節の動く範囲が狭まるという後遺症がのこりやすい野球肘です。年齢に合わない投球の仕方をすれば、障害を抱えやすくなります。

 

そのため小学生の投球には、変化球への制限がかけられています。少年(中学生)、学童高学年(小学生)では7回まで、最終イニングを投げ切った場合に限り9回まで投げることが出来ることになっています。

 

中学生以上の場合ですが、カーブを投げる時、ボールの回転をかけるために前腕をひねりながら投げる投手もいます。この方法は本来ならば正しい投げ方とは言わないのです。

 

それをまだ骨や軟骨が出来上がっていない10代の選手が繰り返し行うことで、肘に必要以上の負荷がかかってしまい、障害を招いてしまうのです。

 

他にも下半身がしっかりしていないために、上半身の動きに余計な負荷がかかる場合もあります。これらは年齢を重ねて骨などの成長を待つか、走り込みなどによる下半身を鍛えることにより、障害の発症を抑制できます。

 

症状が悪化する前に専門家に見せるのがベストだが。。

 

もし痛みが出るようならばまず医師に診断してもらいましょう。内側の痛みで来院しても、レントゲンやMRI等で詳細に調べてみると肘の外側に原因があったという例もあります。

 

あと、筋肉や腱の状態はレントゲンでは詳しい状態は分からなく、MRIで見ないと分かりません、逆にレントゲンで分かるくらいでしたら症状はずいぶん進んでいると考えられますし、私自身の経験からですが、ある程度症状が進んだら休ませているだけでは痛みは無くなりますが、治ったわけではありません。

 

治療するためには長期間のリハビリを要し、なおかつその期間は投球禁止となります。

野球を愛する方にとっては、長く辛い期間と言えます。しかし状態が悪ければ、種目変更を余儀なくされたり、利き手を変更しなければならない時もあります。

 

野球自体、諦めなければならないこともあります。そのようなことにならないために、リハビリはしっかりと行うようにしましょう。

 

この障害を予防するためには、運動後に行うアイシングやストレッチが重要です。それでも肘に痛みが出た場合は、早期に専門医のもと治療を開始しなければなりません。

 

また放置をすれば、肘の曲げ伸ばしが困難な後遺症を患うことになりますので、痛みを我慢せずしっかりと病院で診てもらいましょう。