野球の肘の痛みの治し方、ストレッチやテーピングのやり方

野球の肘の痛みの原因や直し方ストレッチ、テーピングのやり方を紹介します。サポーター湿布でも治らない肘の内側が痛い時はどうすればいいのか?

野球肘のリハビリについ

前回、書きましたように大人になってから野球肘になるとリハビリが必要になってきます。ではどんなリハビリが必要なのかといいますと、以下の5点に注意して治療をしていきます。


1.靭帯はどのくらい悪いのか。

2.肘関節の骨の部分はどのくらい悪いのか。

3.肩の筋肉の状態はどうか。4.腰が悪かったり股関節が硬くなってないか。

5.投球フォームに問題はないか。


これを見極めて徹底的にリハビリを続ければ3カ月程度で野球肘の8割から9割の方は改善するようです。

 

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どんなリハビリをすると野球肘は治るのでしょうか?

その具体的な内容は、一か月は完全に投球禁止が基本です。
肘に関しては可動域を広げる治療(マッサージ、ストレッチ)を行います。


肩に関しては徒手抵抗による筋力強化です。
徒手抵抗とは主に2人で行い、1人がもう1人の伸ばしたい筋肉をゆっくり引っ張って行うストレッチのことです。


ここでは特に棘下筋(きょくかきん)を中心にストレッチしていきます。
さらに腰・股関節に関してはストレッチや体幹筋強化をしていきます。
各項目が改善され、肘の痛みも感じなくなってきたら投球開始となります。
その後も投球数や投球の強さを管理して全力投球まで段階を踏んでいくこととなるでしょう。


リハビリをしてそれでも改善されない時はどうするのでしょうか?
本人の強い希望があれば靭帯の手術と言うことになります。
しかしプロ野球選手になると一日も早く復帰をしなくてはいけませんので最短で手術を受けれるようになっています。
これは例外中の例外です。


また中学生や高校生の手術はあまりお勧めできません。
やはり体にも負担がかかりますし、手術してしまうと1年は野球ができなくなってしまいます。肘の痛みをとろうと手術をしても精神的にも身体的にも不安定な時期にはそれ以上のリスクを伴うことになります。