野球の肘の痛みの治し方、ストレッチやテーピングのやり方

野球の肘の痛みの原因や直し方ストレッチ、テーピングのやり方を紹介します。サポーター湿布でも治らない肘の内側が痛い時はどうすればいいのか?

野球肘のリハビリについて

野球肘では肘に負担がかからないよう安静にするだけでなく、リハビリで回復を速めることも対策における重要なポイントとなります。

 

リハビリではとくにストレッチを入念に行っていくことが第一のポイントとなります。重要なのは肘だけに行うのではなく、ピッチングが全身運動だということを意識した上で行っていくことです。

肘の場合、動かす筋肉の多くが手と肩につながっています。ですからこれらの筋肉のストレッチも併せて行うことで肘周辺の動きも改善することができるのです。また手首と指先も肘の動きと非常に密接な関わりを持っています。

 

手首がスムーズに動かないと肘への負担が大きくなるため、こちらのストレッチもしっかり行います。さらにもうひとつ、首の骨格が歪んでいると肘はもちろん、肩、手先の動きが悪くなります。リハビリの際には首の歪みの矯正も行いつつ回復と再発防止を目指していくことになります。

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ストレッチの習慣をつける!

これらのストレッチはトレーナーやスポーツドクターの指示のもとで行う形になりますから、指示通り毎日しっかり行っていくことが重要です。どれも難しいものではないため、サボったりせずに続けていくことが大事です。この点は本人の意識はもちろん、周囲の大人のサポートも求められます。

 

食事による栄養補給もリハビリにおける大事なポイントとなります。それほど厳密ではないものの、食生活の指導や栄養トレーニングなどもスポーツドクターや栄養士のもとで行われます。骨や関節の組織の回復に役立つビタミンB群の摂取、骨を丈夫にするカルシウムの摂取がとくに重要とされ、食生活はもちろん、必要量の摂取が難しいようならサプリメントなども活用されます。

 

これらのリハビリ期間は野球肘症状によっても異なりますが、長い場合は3ヵ月くらいかかります。また痛みが取れたからといっても全力投球は厳禁、投球フォームを確認し肘の負担がかからないかどうかも見極めながら少しずつ投球をはじめ、最終的に医師や理学療法士の判断のもとで完治したかどうかが判断されることになります。

 

このリハビリをしっかり行うかどうかで回復具合が決まるだけでなく、肘周辺の骨の成長にも関わってくるだけにとても重要です。