野球の肘の痛みの治し方、ストレッチやテーピングのやり方

野球の肘の痛みの原因や直し方ストレッチ、テーピングのやり方を紹介します。サポーター湿布でも治らない肘の内側が痛い時はどうすればいいのか?

野球肘の応急処置としてのテーピング

野球肘と呼ばれる、野球をすることで生じる肘の痛みですが、これはさまざまな要因で起きます。また肘にも内側と外側があり、痛みも軽度のものから重度のものまで幅広いのです。

 

ただ、どうしても痛みをおさえて投げなければならない場面などもでてきます。特に高校野球の甲子園などで、投手が一時的にテーピングを巻き、外野で後々の登板に備える、といった場面を見たことがあるのではないでしょうか。テーピングにはいったいどんな効果があるのか見ていきましょう。

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テーピングには4つの目的があるとされております。ケガを予防すること、ケガの再発を防止すること、応急処置、プレー中の除痛です。野球に関しての応急処置という面で見れば、怪我をした直後に患部を圧迫・固定し、悪化することを防ぐことや、単純に痛みを取り除く為に行います。


テーピングには、三つの効果があるとされております。一つ目に可動域を制限することです。これは、脱臼や靱帯損傷など、関節が通常時の動きの範囲を超えてしまった時に、関節の動く範囲を制限します。次に、障害部位の補強です。怪我で弱くなってしまった筋肉や靱帯・関節を、テーピングを巻くことで補強することができます。最後に、心理的な安心感です。テーピングをすることで怪我への不安を取り除き、プレーに集中することができるようになります。

テーピングの巻き方は?

気になるテーピングの巻き方ですが、これはさまざまな方法があるため、一番良いやり方が何かという説明はできません。しかしながら注意しなければいけない点は共通してあります。


使用するテーピングは伸縮性のあるものを選ぶこと、巻く時の姿勢は、軽く肘を曲げた状態にし、完全に肘を伸ばさないようにすることです。また自分で巻く時は一番痛みが出ないように巻くのが良いとされております。巻いた後に軽くボールを投げてみて、違和感を感じなければそれが正しい巻き方となります。

 

テーピングはさきほども述べたように、応急処置の側面が大きいです。だからこそ、使用するのはどうしてもプレーを続けなければならない時などに限定しましょう。
もちろん、日々練習の中で発生する肘の痛みに関しては、ストレッチやノースロー調整、酷い場合はスポーツ医学などで見てもらうように心掛けましょう。