野球をしていて、野球肩や野球肘といった、体の一部が故障してしまい痛みを伴うことがあります。その時にまず行わなければならないことは、故障の原因を究明し、早期改善をすること、そして治療です。
でもどうしても試合に出なければならない、そんな時に頼るのが痛み止めです。方法としては、サポーター、テーピングやアイシング、そして痛み止めの注射などです。
ただ、これらはあまり使用しない方がよいという意見もあり、あくまで最後の手段であるという見方もあるのです。
さきほども述べましたが、体の故障が起きた事にやらなければならないのは、原因を特定し、それに見合った治療を行うことです。ストレッチをしてどこをどう動かすと痛みがあるのかを把握し、その患部を使わないようにしなければなりません。
最後の選択として!
もし痛み止めをしてしまうと、患部が悪い状態にも関わらず、強行してその部分を動かすのですから、症状は悪化することは間違いありません。かえって選手生命が危ぶまれたり、長期離脱を余儀なくされてしまうのです。
もちろん痛み止めの全てを否定しているわけではありません。痛みが続くことはとてつもない苦痛なので、それを一時的に和らげることも時に必要です。痛み止めの注射などは、プロの選手でも利用しているものであり、きちんと医学的な効果も立証されております。
特に、ブロック注射と呼ばれる痛み止めの注射は、痛みを伝える神経をブロックする効果があり、もっとも優れた鎮静効果があるとされております。これは体に悪影響を及ぼすものではないため、プロ野球選手の間でも広く利用されております。
他にもヒアルロン酸の注射を使用することもあり、ヒアルロン酸が関節の炎症を和らげる効果があるため、野球肩の治療にも用いられております。
痛みの症状を和らげるということは大切なことです。しかし、痛みの根本的な原因を解決しなければ、症状を治すことはできません。
つまり、痛み止めに関しては、あくまで最後の手段の応急処置として利用するに留め、その後は無理をせずきちんと医者に診てもらうなど、治療に専念しましょう。