野球の肘の痛みの治し方、ストレッチやテーピングのやり方

野球の肘の痛みの原因や直し方ストレッチ、テーピングのやり方を紹介します。サポーター湿布でも治らない肘の内側が痛い時はどうすればいいのか?

キャッチャーが野球肘になった場合の注意点

野球の試合中に、一番ボールを投げているのはピッチャーですが、実はキャッチャーも同じくらい投げています。

ピッチャーが投球すれば、打球が飛んだ場合を除いて、必ず返球しています。
また、盗塁の際には、2塁や3塁への送球もあります。そのため、想像以上に、肩や肘に負担がかかっているのです。

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では、もし野球肘になってしまったら、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

まずは、スポーツの出来たら野球肘の専門の整形外科を探して受けるようにしてください。普通の整形外科では対応できない場合もあります。


骨や筋肉の状態をしっかり診てもらうことが先決です。

異常が見られなければ安心ですが、それでも肘の使い方には気をつける必要があります。

 

チームの監督、コーチは?

チームに複数のキャッチャーがいる場合は問題ないのですが、学童、少年、高校野球までは本当に信頼できる選手はおそらく1人でしょう。

チームとしてできることは、2人目のキャッチャーを育てるということです。そうすれば、ある程度、負担は軽減されます。

 

また、.野球肘になってしまう選手は、投げ方に問題がある場合が多いです。
上半身だけで投げようとすると、どうしても負担がかかります。


これはピッチャーや野手にも言えることなのですが、下半身を上手く使って投げることが怪我をしないコツなのです。


いわゆる手投げになってしまうと、故障のリスクが高くなります。

キャッチャーは試合中、相手チームの盗塁の際に、2塁や3塁に送球することが何度もあります。
ピッチャーに返球する以上に手投げになるので、より負担がかかるものです、手投げではなく、下半身を使って、さらにスナップをうまく利用して投げることが大事になります。この投げ方さえできれば、結果的に怪我をしにくくなり、また盗塁阻止率も上がるでしょう。

 

なんとしても盗塁を阻止したいと思っても、手投げでは早い送球ができませんので、ランナーをアウトにすることが難しくなります。


ですから、練習の時は、多く投げて怪我をする要因を作ってしまうよりも、送球するまでのスピードをいかにして上げるかを訓練した方が良いでしょう!

 

実際、いくら肩が強くても、盗塁阻止率の低い選手もいます。逆に、肩が弱いにも関わらず、阻止率が高い選手もいるのです。

.野球肘になってしまった場合も、また、野球肘にならないようにするためにも、投球フォームの改善が必要と言えるでしょう。

 

野球をされているお医者様とのネットワークも出来上がっている地区もあるようです。

高校野球などでは少しづつ出来上がっているようですが、学童や少年もこのようなネットワークが出来上がって欲しいですね!

野球障害ケア新潟ネットワーク

野球肘改善に基本に立ち戻る!

野球肘の改善に関して、これまで説明させていただいたのですが、ここで基本に立ち戻って野球肘の原因と改善の基本に立ち戻ってみたいと思います。

 

野球肘とは関節障害の一つです。投球動作やバッティング動作など、継続的にかつ許容量以上の負荷を関節にかけることで炎症を起こします。

 

正式名称は離断性骨軟骨炎と言い、野球においては投手に発症率が高いことから野球肘と呼ばれ知られるようになりました。

 

発症ピークは、11歳から12歳という、骨が柔らかく未完成の十代です。関節障害にならないためには、年齢によって望ましいトレーニング内容があります。例えば小学生低学年での投球数は一日に5イニング未満で、小学生高学年、中学生であれば7イニング、最大でのも9イニングです。

 

 

治療の基本的な方法は、肘に痛みを感じた時点で悪化しないよう投球を休止し安静にします。しかし痛みを我慢したまま放置すると、将来は肘が完全に伸ばせないなどの重大な後遺症を抱えることになります。

 

関節障害の治癒は、早期発見が基本です。また、自分の身体が持つ許容量を正確に知り、オーバーユースをしないように心がけることが大切です。

 

発症原因は、投球時にかかる肘関節へのストレスです。一つの動作だけでも肘関節には、複数のストレスがかかることになります。

 

そのひとつが外反への伸ばしひろげるストレス。

 

二つ目は内反への収縮するストレス。

 

三つ目は肘の外側への圧力。

 

四つ目は肘の後ろ側にかかる摩擦によるストレスです。

 

 

球種によっても肘関節にかかる負荷やその度合いは違ってきます。よって、骨や軟骨が未発達な子供の身体では、投球の球種に制限がかけられ肘関節を守るのです。

 

そもそも人間の関節の構造は継続的に激しく動くことができません。野球肘の発症原因を極力抑えるためには、基礎身体能力をトレーニング等で作り上げ、なおかつ身体の成長も伴わなければなりません。

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投球フォームの改善が必須!

 

投球フォームが悪い方や、速い球を投げる方は特に肘への炎症に注意が必要です。プロ野球選手のトレーニング方法や投げ方を参考にすると良いでしょう。

 

また野球の指導者は、常日頃から投手のフォームが正しいものかどうか判断し、身体の成長に合わせたトレーニング内容を組み立てることが重要です。