野球の肘の痛みの治し方、ストレッチやテーピングのやり方

野球の肘の痛みの原因や直し方ストレッチ、テーピングのやり方を紹介します。サポーター湿布でも治らない肘の内側が痛い時はどうすればいいのか?

ピッチャーのなりやすい野球肘とその症状は?

野球のポジションはピッチャーを初めキャッチャーやファースト、セカンドと九つあります。その中でピッチャーは球を投げる数が最も多く、同時に肘を痛める割合が多いといいます。

 

学童、少年は投球イニング制限などあるので、そのためチームでは何人かの投手を育てて試合に臨みます。

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肘の痛みの発症は11歳から12歳という骨や関節の未発達な年齢が多いことから、野球の指導者は、選手をよく観察し、無理をさせない練習量を見極める必要があります。

肘の痛み、つまり野球肘と呼ばれるもので、投球動作を繰り返し行うことで発症します。

 

野球肘が起こる段階は?

 

肘の痛みが出るまでには段階があり

1・肘の内側の靭帯が引っ張られる。

2.・靭帯だけにとどまらず骨端線にまで障害が起こる。

3・内側が緩み、外側への過剰なストレスがかかる。

4上腕骨小頭・とう骨頭の軟膏や骨が傷つく。

 

これらのプロセスを経て、起こります。症状を進行させないためには、なにより早期発見と早期治療が望まれますが、放っておくと変形肘関節症になり日常の生活に支障をきたしてしまいます。

 

自覚症状は、投球時において肘に疼痛が起こることから始まります。普段の動作からは痛みを感じることはなく、倦怠感があるぐらいです。関節内を痛めたのであれば、鈍痛があるようです。

 

治療方法は、早期に発見することができれば投球を直ちに中止し、テーピングなどでサポートする保存療法が有効ですが、放置すると内側だけでなく外側の障害が進行し、最悪手術をしての治療になります。

 

予防策としては、前述の通り指導者等が選手の年齢や筋肉量などトータルに見て練習量を決めることから始まります。

 

投手の一日の投球数も中学生で一日に70球、高校生で100球を目安にすると良いようです。

 

その他にも練習前後は、ウォーミングアップやクールダウンを欠かさずに行うようにし、急激で長期にわたる負荷をかけないことが重要になります。

 

また本人の自己管理も必要で、自覚症状が出た時点で適切な対処を施し悪化を防ぐことが大事です。